2014年04月20日

廃墟少女 : 尚月地

『廃墟少女』 : 尚月地

 京都旅行中にブックオフで購入。とにかくたっぷりある新幹線「こだま」での移動時間に読むものがいるなと思ったので。

 廃墟と少女、幻覚とおじいさん、アングラ芝居のセットのような住処と少女と青空、森と帽子と花と青年。

 レトロでちょっと病的に美しい意匠が山盛り。だけど、耽美的かというとそうでもなくて、あくまでも意匠として楽しもうというような軽やかさもある。サイコサスペンスかと思うと、切ないまでの純粋さを描いた作品だったりする。

 しかし、あのごちゃごちゃした廃墟の機械や構造物を描くのが楽しいっていう作者の言葉には心底驚く。私には苦行にしか思えないんだけど。



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2014年04月19日

『ジョジョ』と『蟲師』

 この春、楽しみにしているアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』と『蟲師 続章』。

『ジョジョ』・・・我が家には相変わらず録画機器がないので、観るためにはかなりの夜更かしをしなくちゃいけない。このトシになると、夜中三時過ぎまで起きてると翌日はボロボロなので、水曜日にはなるべく仕事のシフトを入れないようにしている。

 承太郎といえばクールなイメージなんだが、思ったよりも身体がゴツく、声がおっさんくさかった。これは『ジョジョ』というより『男塾』なんじゃないかと思った。

『蟲師』・・・ウチの地域ではTV放送がないので、ネット配信で観る。でも、このアニメ、本当は布団の中で眠りに落ちかけの朦朧とした頭で観るのがいいのだ。

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2014年04月16日

武士道 : 新渡戸稲造

『武士道』 新渡戸稲造 訳:奈良本辰也

 森博嗣『ヴォイド・シェイパ』の各章扉に引用されていた『武士道』の言葉に衝撃を受けたのだ。以来、いつか『武士道』を読もうと思っていた。

 「正しい行い」を為すための規範を外部の権威や宗教的な超越者に求めるのではなく、自分自身の内に確立せしめんとする「武士道」。西洋の思想とも照らし合わせつつ、その源にある思想、侍が自らに課す身体的、精神的鍛練、「武士道」が尊ぶ「義」「勇」「仁」「礼」「誠」について語り、長い時の流れの中で、形骸化し、堕落してしまった部分もある「武士道」の中からその本質を掘り起こす。

 ベルギーの法学者ラブレー氏の「宗教教育なしに、あなたがたはどうやって子孫に道徳教育を授けるのか」という問いに答えるため、新渡戸稲造氏は自分の中に残る「武士道」の痕跡を、一度徹底的に客観視し「言葉」で再構築されたのだろう。人への贈り物を「つまらないもの」と言ったり、道で顔見知りに会った時、帽子をとったり、日傘をおろしたりするような礼儀〜現在のわたしたちの中では、ほとんど生理的な反応のようなものになっていて、その意味を深く考えもしない「武士道」の名残について、氏はそこに込められた精神をきちんと言葉で取り出してくれる。

 外国人には理解されにくい「切腹」や「仇討ち」について、それがいかに「正義」「秩序」の観念と結びついたものであるか、そしてその血なまぐさい制度に不可欠な「刀」がなぜ「武士の魂」であるのかを語るくだりは、新鮮な驚きであると同時に、すっと腑に落ちるものであった。

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2014年04月12日

スーパー歌舞伎U『空ヲ刻ム者』―若き仏師の物語―

 猿之助さんがピュアでナイーブで不貞腐れた10代の少年そのものに見える。舞台を観終わって感じたのも、「何て若々しいドラマなんだ」ってことだった。猿之助さんが新たに開いた扉から溢れてきたのが、このような気持ちの良い若々しさであることにワクワクするし、そして何より、猿之助さんがすごく良いお顔をされていることが嬉しい。

 舞台進行のような役どころも兼ねた祈祷師・鳴子の浅野和之さん、十和(猿之助)の弟弟子・伊吹の福士誠治さん、特に歌舞伎を意識するというのではなく、それぞれの存在感で立っておられる。その現代劇の役者さんの存在感と歌舞伎をつないでいるのが猿之助さん。浅野さん、福士さんの芝居を受けて歌舞伎へと流し込んでいく。ただ、割と独立したポジションにいる浅野さんや、猿之助さんとの芝居が主になる福士さんと違って、佐々木蔵之介さんはやっぱり大変そうだった。主役としてガッツリ歌舞伎役者とからまないといけないし、一方では思い切りくだけた台詞も言わなきゃいけない。割と近くで舞台を観ていて、“現代劇の役者と歌舞伎役者って顔つき、体つきからして違うんだな”って思ったので、そんな中で芝居をするのってどんなに大変だったかと。ギクシャクしていなかったと言えばウソになる。でも、本当によくぞこの舞台に参加してくれたと思う。佐々木蔵之介さんの参加は、後に見るときっと歌舞伎の世界に投げ入れられた一つの石。これからさまざまな波紋を生むのでしょう。

 鳴子・浅野和之さん、歌舞伎っぽいことを何もしていないのに、一番舞台に馴染んで見えるのが不思議だ。伊吹・福士誠治さん、「亀治郎の会」で観た『上州土産百両首』の牙次郎とかぶる。十和の純真な部分の化身のような、十和にとっては半身ともいえるような存在だったかもしれない。

 十和に寄添い導く仏師・九龍の右近さん、とても大きな人物。スーパー歌舞伎を受け継ぎ、支えてきた右近さん自身の存在感と相まって、とても大きな安心感と強さ、優しさを感じる。

 菖蒲・笑三郎さん、優しくて恐ろしい母。長邦・門之助さん、権力の座を狙う悪役。そこにいらっしゃるだけで歌舞伎っぽさが漂うお二人だけど、演じられている役の性格づけには従来の歌舞伎の母親や悪役とは違った現代的な味わいがあった。

 長邦の妻・時子の春猿さん、悪女です。悪に染まった一馬と、一馬に昔の心を取り戻させたい十和がまみえるシーンで時子さんまさかの戦闘服! いつだったか、美女から転じて蜘蛛の精を毒々しく艶やかにノッリノリで演じる春猿さんを見て「特撮モノの悪の組織NO.2あたりのオファーが来るのじゃないかしらん」と思ったのだが、こんなとこで実現するとは! 十和と一馬の重要なシーンなのにまったく集中できない。視線が時子さんから離れない。

 盗賊吾平・猿弥さん、闊達な好漢。浅野さんとのナチュラルなからみが素敵。盗賊たちの宴の場面はとても良かった。女盗賊双葉・笑也さん、ラストでは一馬ともっとイチャイチャしていいと思います(笑)。ぎこちなく一馬に寄りかかって「てへ」ってしてる笑也さんも可愛いけれども。

 十和と一馬の宙乗り、見事だった。蔵之介さんも気持ちよさそうだったし。澤瀉屋さんの宙乗りは、ちゃんと宙で演じられるドラマであって感動的なのだ。

 台詞で進んでいく芝居なので、台詞の上手い役者でないとキビシイ。しかも現代の語調で書かれている台詞を歌舞伎らしく気持ちよく聞かせるのにも苦労があるように見える。上演時間をコンパクトにまとめるためでもあるのだろうが、伊吹や九龍の死や、一馬の善→悪→善の変化など、芝居が性急で十二分には心に沁みない部分もある。それでも、最初に書いたように若々しく生命力の漲る気持ちの良い芝居だった。これから更に更に磨き上げられたものを観たいと思う。ああ、博多座での公演だったらもう一回観に行くのだけどなぁ。 

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2014年04月10日

悔い無しでござる

140409_162722.jpg霊山歴史館の「3D 飛び出す幕末」を見られなかったのは心残りだけども(もう疲れすぎてて入館する気になれなかった)。

昨夜は人生三度目の金縛りにあったよ。深夜、枕元に「ザッザッ」という砂利を踏むような足音がして、“ん? ここ6階なのに何で人が外歩いてんの?”と思った途端に来た。身体動きません、声出ません。くぅ〜っ これも、昼間覗いた小野篁の井戸の功徳でしょうか?

んな訳はなくて、歩き疲れて身体はくたくたなのに、昨夜は隣やら上階の部屋から深夜までがたがたと物音がして熟睡できなかったせいでしょう。浅い眠りの中で見た夢。それとも、やっぱり鳥羽伏見の戦の死者が…

今日は大阪・松竹座で『空を刻む者』を観てきました。帰りの新幹線の中で(「こだま」で五時間かけて福岡に帰還中)思い返す毎に、「良いお芝居だったなぁ」という思いが深まります。感想は後日。

ああ、悔いのない京都・大阪の旅でした。
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2014年04月09日

燃え尽きた

140409_154953.jpg足がパンパンでござるよ。
今日も歩いた〜

まずは電車で蹴上へ。インクラインと琵琶湖疎水沿いを歩いた後、南禅寺へ〜三門は想像以上に大きい! とりあえず三門に上がって「絶景かな」やっときました。

永観堂〜銀閣寺まで「哲学の道」を歩き、銀閣寺にはよらずに吉田山に登る。山を下りたら真如堂(このあたりから左ふくらはぎがピンチ。つりそう。)〜ここらでちょっと道に迷いながらも、京大医学部前〜荒神橋を渡って、今日から一般公開されてる京都御所に到着。さすがに広くて疲れた。しかも、朝から何も食べてない。

一応これで観る予定だったところは全部まわったので、ここから先はおまけの観光。時間があったら行こうと思ってた六波羅蜜寺と六道珍皇寺へ。

六道珍皇寺では小野篁が冥界と往き来したという井戸を、小っちゃな格子窓ごしに見ました。境内には私の他には「篁ちゃん」のファンだという女子とオカルト嫌いらしいその友人、地元で観光ガイド(怪奇、妖異方面が専門とか)をされている男性の三人だけ。「残念ながら篁さんは今、出張中なんですよ。」という男性の言葉に、「え? 地獄に?」と聞き返しそうになっちゃったんだけど、そうではなくて、こちらの小野篁像が東京の展覧会に“出張中”なんだそうです。

この後、霊山護国神社に中岡慎太郎、坂本龍馬のお墓参りに。別にファンとかではないんだけどね。せっかく近くまで来たんだし…。ところがここが大変だった。神社まではかなりの上り坂。墓地に一歩入ってから“しまった〜”と思ったんだけど、かなり広い上にくねくねと登り下りがある。…でも、来てしまったものは仕方ない。痛む足を引きずり、慎太さんと龍馬のお墓お参りしてきました。高杉晋作に久坂、入江九一、吉村寅太郎、天誅組の面々のお墓も。

最後に四条界隈でお土産の買い物しておしまい。燃え尽きた〜
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吉田山登山中

140409_111325.jpg吉田山…さっきスルーしてきた銀閣寺とはうってかわって誰もいない。薮の中にゴソゴソっと鳥だか毛モノだかの気配がしてちょっと怖い。

今日はウキウキしすぎて朝ごはんも採らずに出てきてしまった。マンガ読んでるときと、旅行中は食べることを忘れてしまう。
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2014年04月08日

歩いたわ〜

140408_163315.jpg京都観光一日目。今日はホテルに荷物預けるついでに伏見・寺田屋〜宇治〜平等院と宇治川沿いを散策〜下鴨神社・糺ノ森〜晴明神社〜二条城をスルーして、壬生寺、八木邸・前川邸〜(『新撰組始末記』に書いてあったこと思い出したわ〜。ああ、ここでねぇ…)〜本能寺跡〜六角堂〜錦市場〜河原町界隈をうろうろ〜最後に四条大橋を渡って、南座とレストラン菊水を眺めて帰ってきました。

「京都観光はバスを上手につかうべし」とは聞いていたんだけど、路線や乗り換えポイントを確認するのが面倒だったのと、なるべく歩いて距離感を味わったり、あちこちの通りをのぞいてみたいと思ったので、下鴨神社から四条大橋までは、ぜ〜んぶ歩きました。

楽しかったけど疲れた〜。
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京都に来てます

140408_123109.jpgおお! 鴨川デルタ。
出町柳まで京阪電車で隣に座ってた女性は『夜は短し歩けよ乙女』を読んでいました。
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2014年04月06日

朱黒の仁〜壱〜 : 槇えびし

『朱黒の仁 壱』 槇えびし

 “何か面白そうなマンガないかな〜”と本屋をウロウロしていて出会った一冊。表紙絵の色合いに惹かれました。真田信之、幸村兄弟の死に様を描くという・・・。

 大阪城に入城した幸村が秀頼の前で胸の内を吐露する場面に息を呑みました。この作品のテーマと重なる場面でしょうね。幸村の胸にある想い、情熱はとても熱く激しいのだけど、その激情を描く画は何か静謐で、その静けさに胸がつまります。

 三巻で完結予定というそのボリュームも好ましいので、ぜひ最後まで読みたいと思います。次巻が出るまでに、あまり詳しく知らない真田幸村という人物についてちょっと予備知識を仕入れておこうかな。

 で、次巻はいつ出るのだろう? この巻が出たのが2012年6月? あれ、けっこう経ってるけど二巻はまだ? ・・・ああ、掲載誌の休刊が度重なっているのですね。でも、幸い執筆は続けられている様子。この夏には出版社が変わってコミック一、二巻同時発売予定とのこと。買いますよ、絶対。完結するのを楽しみに、真田氏の事跡とかちょこっと調べながら待ってましょう。




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2014年04月01日

竜が最後に帰る場所 : 恒川光太郎

『竜が最後に帰る場所』 恒川光太郎

 『夜市 』に収録されていた「風の古道」を読んで以来、恒川光太郎氏の描く異界の厳格さにざっくり傷つけられながらも惹きつけられずにいられない。この世の意味や価値とは無関係な、ただ純粋にこの世とは異なる理で運行される世界の物語に戸惑い、読後に残る何とも言えぬ不思議な感触をもてあます。

 この世の外にではなく、人の心の内に在る異界を見るような「風を放つ」「迷走のオルネラ」。冬の夜、闇の中から忍び寄ってくる微かな気配とざわめきが妙に生々しく、懐かしさに似た気持ちを呼び起こす「夜行の冬」。人間とはスケール感の異なる生命の存在を思わせる「竜が最後に帰る場所」

 それぞれに魅力的なファンタジーであったり、不思議な手触りの幻想譚であったが、この4編についてはまだ私の想像力・・・というか、物語を読むという想定の範囲内で対応できた。しかし、世の中に稀に発生する奇異な存在=「偽装集合体」と、それを「解放」する力を持つ青年の物語〜「鸚鵡幻想曲」は、とても鮮やかな視覚的イメージと、どこかおとぎ話めいたのどかさと、日常を破壊する恐ろしい理不尽さで、何を拠りどころに立てば良いのかわからない驚異のただ中に私を放り出してくれた。




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2014年03月29日

可憐

 職場のあるオフィスビルのエントランス付近にヤマザクラが数本植えられています。先週咲き始めたなと思ったら、今日はもう風にはらはらと散り始めていました。

 桜といえば何と言っても豪華に群がり咲くソメイヨシノよ!と思っていたのですが、最近、ヤマザクラの可憐さも良いなと思うようになりました。

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2014年03月26日

黄金旅風 : 飯嶋和一

『黄金旅風』 飯嶋和一

わたくしごとき西海の海商人にとりましては、天と地と人との三界の他に、海という水平の広がりを持つ異界がございます。

 作中、いちばん胸を突かれた台詞であると同時に、私のこの作品を読む資質の無さを感じさせられた言葉である。私はどうも「海」という厳しさと自由をはらんだ広がりに掻き立てられるものの少ない質の人間のようだ。『ワンピース』は好きだが、「海」に惹かれてるわけではないしな。そんな私が読んでも胸がアツくなったのだから、「海賊モノ」なんかが好きな人にはもっとたまらない、わくわくすると同時に少し切ない話なのではないだろうか。

 寛永年間、海洋貿易都市として栄える長崎に、不穏な空気が立ち込め始めていた。陰湿な切支丹狩り、貿易相手であるポルトガルやオランダなど外国勢力との軋轢、長崎奉行に着任した竹中采女正の横暴。その長崎の町で異彩を放つ二人の男〜長崎の港湾を取仕切る大貿易家であり長崎代官をつとめる末次家の「不肖の息子」平左衛門と、かつて手の付けられない悪童で「南蛮人斬り」の異名で呼ばれた内町火消組惣領・平尾才介。

 自由な気風に溢れていた町が暗雲に呑み込まれようとするとき、ついに「不肖の息子」平左衛門がその本性を顕す。

 広く世界を見る目と、自由と公平の精神、独立の気概をもって遥かにひらける海に臨む、平左衛門や才介はじめ、末次船船大将の彌兵衛ら長崎に生きる人々。大御所秀忠から将軍家光の時代へと、徳川家の支配体制が強まっていく中で、これから始まる息苦しい世の中を生きていく人々の心の中で輝き、吹き続けるであろう黄金の風のような勁くて清々しい男たちの生き様。



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2014年03月23日

ハマらんなぁ

 あまり熱心にではないけれども、なんとなく毎回見ている『軍師官兵衛』。ちらほら気になるハマらないキャスト。江口洋介・・・嫌いじゃないんだけど、信長かなぁ・・・というとなぁ・・・。神経質っぽくないとこが何とも・・・。柴田恭平も嫌いじゃないんだけどなぁ・・・軽やかで爽やかな感じが何とも・・・。

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2014年03月20日

よけいなお世話ではありますが

 ごみ置き場に本やマンガが捨てられているのを見るとモキモキする。一通りチェックして面白そうなものは引き取れないかしらんと思ってしまう。そうでなくても、書籍類をごみとして扱うのはもったいないよぅ。

 引っ越しシーズンであるためか、今日もマンションのごみ置き場にごみ袋3つに無造作に投げ込まれた大量のマンガを発見。せめてブックオフにでも持って行けばいくらかにはなるのに。

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2014年03月17日

源氏物語 薄雲〜胡蝶

 藤壷の女院がお亡くなりになりました。無邪気にまとわりついておられた愛らしい幼子が、いつしかこの上なく美しい若君に成長し、苦しい思慕の想いを告げられ、ついに人には言えぬ恍惚と苦しみを知る身になったと、病の床で源氏の君との仲を偲ぶくだりにはドキドキします。少女マンガかレディコミか・・・と言ってはちょっと下世話かもしれないけれど、いずれにしてもめくるめく絵面のうかぶ書きぶり。

 紫の上・・・優しく、おっとりして、気品のある、非の打ちどころのない女性かと思っていたが、立場や身分の高さから鷹揚に見せてはいるけれど、気が強く負けず嫌いな性格も見えてくる。才気のひけらかしぶりがちょっと鼻についたり。源氏の君がお世話している他の女性たちへの嫉妬や怨みを、「自分の方が優位に立っているのだから」という自負で紛らせてもいるような・・・。

 源氏の君、太政大臣に上られましたが、ことあるごとに「大臣は暇なので」と書かれてます。仕事は内大臣におしつけているらしい。もう少し仕事してください。

 源氏の君の女性遍歴にはやっぱり感心しないところもあるけれど、あまり美しくない女君と会う時には、几帳をしっかり立て、うっかり不細工な顔を見て心が折れてしまわないように努めているいう話(息子・夕霧の観察による)など読むと、何かむしろ面白くなってきた。色男の影の努力って痛々しいのね。

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2014年03月15日

ムズカちぃ〜

mirai.jpg ゲキ×シネ『五右衛門ロック』を観てきたのです。賑やかで、華やかで、騒々しくて、最後は『ルパン』みたいで、すっごく面白かった。キャストの方々みなノリノリで素敵だったのですが、私は主に森山未來くんの「唇」にくぎ付けになっておりました。これまで気にかけたことなかったんだけど、すっごく特徴的で、大きくよく動く唇ですねぇ。

 あの「唇」を無性に描きたくなってしまって、今、練習中なのですが、彼の顔は難しい〜〜。骨格は割とゴツゴツしてて男臭い感じがするんだけど、全体的な印象としては少年っぽい。いったいどういうバランスで成り立っているんだろう。ヘアスタイルによっても随分印象が変わるし・・・。う〜ん、でもあの魅惑の唇を何とかマスターしたいぃ。

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2014年03月13日

荒木飛呂彦論−マンガ・アート入門 : 加藤幹郎

『荒木飛呂彦論  マンガ・アート入門』 加藤幹郎

 『ジョジョ』の読者ならば多分みんな直観的に解っていることを、あえてことさらに解りにくい言い回しで語った本。

 多くの『ジョジョ』ファンがいちいち言語化していないことを、評論という形で言葉にしたということには意味があるかもしれない。だが、内容云々以前に、言わずもがなな修飾、形容詞の数々や、カッコ書きでの補足の多用、意図不明なひらがな表記の使用など、表記や文体の問題で非常に読みづらい。

 この読みにくい評論に書かれていることの中から私が読解できたのは、

 ・荒木飛呂彦の長編漫画『ジョジョの奇妙な冒険』は、
  パート毎に様々な変奏を奏でながら、ドラマ的にも、
  視覚的表現の上でも、例えば「波紋」などの共通
  する主題に貫かれている。
 ・『ジョジョ』に描かれるドラマは単純な二項対立を
  超えた、複雑で重層的なものである。
 ・ドラマの内容とも連関したコマ割り、人体の表現が、
  漫画史において革新的である。
  そして、その漫画表現は絵画、映画など他の芸術の
  潮流を踏まえたものである。
 ・だから、荒木飛呂彦は素晴らしい。

 という、荒木飛呂彦ファンなら皆解ってるであろうことだけだった。それにしたって、作品の解釈、論の展開は恣意的で、ただこれだけのことを語るための根拠や例証の提示さえ十分であるとは思えない。

 もしも、この評論を入試の読解問題に採用する学校があったら、私はその学校落ちるな・・・。

 
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2014年03月10日

森見登美彦の京都ぐるぐる案内 : 森見登美彦

『森見登美彦の京都ぐるぐる案内』 森見登美彦

 四月初旬に京都に行く予定である。京都には、修学旅行で2回、家族旅行で数回、学生時代に友人と1回行ったことがあるが、どれも他人の立てたプランに沿って観光をしただけなので、いまひとつ何かを見たという印象が薄い。今回は一人旅。『森見作品の舞台になった京都』を味わうのを目的の一つにしようと思う。

 吉田山に登り、鴨川デルタに立ち、糺の森に憩い、哲学の道の桜に染まり、胴の長いケモノが振り返りそうな路地を抜け、四条大橋の上で空を見上げ、夕闇を走る叡山電車を眺めてみたい。

 立ち寄るべき場所を見出しと写真で確認し、添えられた小説の一節からその作品世界を反芻する。二つの摩訶不思議エッセイ「登美彦氏、京都をやや文学的にさまよう」「京都捻転紀行」を読んで、“これから訪れるのは現実を捻転させた妄想的京都である”と、そこに遊ぶための心胆を練る。

 ただ、ガイドマップとしては少々頼りないので、実際の町歩きにはJTBのガイドブックか何か持参しようと思う。



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2014年03月04日

『ホビット 竜に奪われた王国』見てきました

 『ホビット 竜に奪われた王国』を見てきました。

 一緒に見た夫の感想は「予想外のことが何一つ起こらなかった。」だったのだけど。いいのだ。私はただ、金髪のカツラをつけたオーランド・ブルームを見に行ったのだから。

 エルフ族のレゴラスは期待に違わず美しかったですよ。額も眉も鼻筋も口許もうっとりです。でも、『ロード・オブ・ザ・リング』の時の完璧な美しさに比べると、やや翳りが見えるのは否めなない。長命のエルフ族ならぬ人間の身ですから、歳もとります。

 次作の撮影はどうなってるんだろう? 早く! 一刻も早く! と思ったんだけど、もう終わってるんですよね? 公開は来春? 今秋くらいにしてくれないかなぁ。

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